一つ前の投稿で、霊障とそれを祓うこととはどういうことかを少しお話ししました。もしお祓いが必要なほどの霊障が発症したら、仕方ないですが、スピリチュアリストや力のある神社仏閣を頼らざるをえません。しかし、自分でできる予防と応急処置のような手段があれば、危険な状態を回避できると思いませんか。
そこで、今回は、護身術的なものを紹介しようと思います。口説いようですが、霊は器(肉体)のある魂より格段に弱いので、基本的には霊障はよっぽどなことがない限り起きません。
道具を使わない手段
まずは、何も使わずに着の身着のままでできるものを紹介したいと思います。
拍手
神社などでお参りする際に、二拝二拍手一拝をすることがあるかと思います。この二拍手が肝になってくるのですが、なぜ二回拍手するのでしょうか。実は1回目の拍手は邪気を祓う目的ともう一回は神様の注意を引きつける役割があります。そうです、拍手には邪気を祓える効果があるのです。
今居る場所で、何か嫌な感じがしたり、何かパッとしない気分がある場合に特に有効なのです。叩き方としては、鋭利で広がるような音が出るように叩きます。パンっという音が壁や天井に反響するように何度も叩きます。クレアオーディエンスを持っていれば、叩いていくうちに反響する拍手の音が鮮明になっていくのが分かるかと思います。
また、余談になりますが、霊感がない人でも相手の背中をさすったり軽く叩いたりするだけでも、ある程度邪気を祓うことができます。
性的な考えや行為
ちょっと如何わしいかもしれませんが、性的なものというのは生命の根源であるためとても強い力を発揮できます。特に根チャクラが活性されて霊界・天界から遮断されます。なので、良し悪し関係なく霊的なものをこの世界から切り離しますので自ずと霊障は治ります。波長が長くなるためですね。
もちろん、例外はありますし、その考えや行為をずっと維持するのは無理がありますから、常時に戻った際にまた霊界と波長が合えば霊障は再発する可能性はあります。一時的な対処にしかなりませんのでオススメはしませんが紹介しました。
道具を使う手段
次に、神仏の力が宿るもの、あるいは相応の力があるものを使って行えるテクニックを紹介します。誤った使い方をすると効果がでなかったり悪化したりすることもあるので注意が必要です。
塩
有名かと思いますが塩は浄化する力がとても高い天然物です。ちなみに、濡れ塩(伯方の塩など)が良いです。岩塩などは効き目が低くなります。
使い捨てお守り
塩をひとつまみティッシュや和紙に包んで持ち歩くことで簡易使い捨てお守りになります。体に密着させて置く方が良いので、ポケットなどに入れて置くのがベストです。これは家を出る前に作り、帰宅したらすぐに捨てるようにしてください。外で行動した際に吸着した邪気などが含まれるので使い回しは危険です。
お風呂でお清め
お風呂、あるいは桶に張った湯に塩を1kg溶かし、それに浸かる・浴びることでその時までに引き連れた悪い縁を切ることができます。
盛り塩結界
これは自分の住む家や部屋などを悪いものから侵入されないように結界を張る方法になります。まずは家の中を掃除し換気します。埃一つ無いように隅々のクローゼットまで綺麗にしてください。そのあとで上に紹介した拍手で場をある程度清めます。そのあとに、和紙か小皿(できれば無地で白いもの)に塩を円錐に盛ります。これを家のすべての角に起きます。塩の結界は直線上に出来上がるので、家を包囲するように置くイメージです。玄関にはドアの両端に置きますが、一番最後にしてください。塩は波動が高い物質なので、これによってできた結界は波動の低い人を寄せ付けなくもなりますので行う際には注意してください。
護符
神社仏閣や霊能者から入手する護符ですが、これはホンモノでなければ効果は全くありません。ホンモノかどうかを見分けるすべは残念ながら霊感がないとたいへん難しいです。もしホンモノの護符をお持ちであれあ、寝室に置くことをオススメします。ただし、護符にはエネルギーの系統があり、様々なものを混在させると良いものでもエネルギーがぶつかり合い期待する効果が出ないことになるので注意が必要になります。また、さいあくの場合ぶつかり合ったエネルギーで場が歪み腐霊を呼び寄せたり神仏の怒りを買ったりすることもあるので気をつけてくださいね。
神棚・仏壇
神仏の力を賜って、縁を結び日々の暮らしを守護してもらうために神棚や仏壇を自宅に祀るのは良いことです。方角やお供え物、どの神仏を祀るのかなど入念に調べてから祀ることはもちろんですが、その神棚や仏壇を毎日綺麗に掃除し手を合わせなければならないことも覚えて置いた方が良いです。神仏はその時の僕たちの心を見透かしていらっしゃいますので、行動に出さずとも理解してくれますが、自宅に祀るとなれば話は変わります。誠意を行動によって示さないと縁は切れてしまいます。
数珠やパワーストーン
鉱石は地球が持つエネルギーそのものを放出して居るので、効果があります。ただ、自分のエネルギーの質とぶつかるような鉱石を持つとかえって体調が悪くなることもあるので選ぶ際には、そういった部分が重要になります。
エネルギーを放出するタイプと吸収するタイプの二つがありますので、目的に応じて使い分けるようにするのがベターかとは思います。ちなみに、クリスタルクォーツは吸収するタイプの鉱石です。
お守り
必勝祈願や安産、交通安全などいろいろなお守りが神社で売られて居ると思いますが、護符と似て居てホンモノでなければ効果は残念ながら出ません。しかしながら、たとえホンモノでなくてもしっかりと祈祷の施されたものであれば効果はあります。最も簡単に入手できる効果のあるお守りは、僕が紹介するパワースポットスコア4以上の神社で売られてるものかと思います。
ロザリオや十字架など
素材としてはシルバーやゴールド、アルミなどほぼほぼ金属製のものだと思います。金属には残念ながらパワーはなく、邪気を溜め込みやすい性質があるので、良いものを見つけるのは少し大変になるかとは思います。ただ、教会でしっかりとミサを行い神様の御力を施すことができれば守護する力は他を凌駕するほどにもなるので一番おすすめです。
セージ焚き
海外では最もポピュラーな浄化の方法かと思います。乾燥したホワイトセージを束にして、軽く先端を燃やしすぐに火を消します。それから発生した煙を部屋や体に当てることで浄化する仕組みのようです。
僕は、嗅覚がとても鋭敏で煙が大の苦手なのでこれをやったことはありませんが、日本人からすると少し臭く感じるかもしれません。ただ、この煙での浄化はとても効果があります。お線香でも同様の効果が期待できるので、代用できるかもしれませんね。
邪なものとは
終盤に差し掛かったところですが、そもそも邪なものとはなんでしょうか?人に害があるものはすべて悪なのでしょうか?実際はそうでもありません。霊的存在の階級では霊体の下に腐霊が居るとお話しし、悪いもの一般をすべて腐霊と総括させてもらいました。実は、例えば死神と呼ばれる死を司り、霊魂の流れを管理する存在が居ますが、これは神霊のクラスに属する神様なのです。日本では八百万の神という概念があるので、問題なくイメージできると思います。
聖書などに出てくる、堕天し地獄の王となったルシファーも聖霊に属する大天使のひとりです。霊界や天界では、すべての存在にちゃんとした役割があって、善か悪かなどはありません。僕が腐霊と表現する存在は、居るべき場所に居らず、やるべきことをやらず、人を惑わす存在のことを指して居ます。
目的がなく人にちょっかいを出す存在は腐霊しか居ません。もし天界の霊からであれば、それはお叱りであり、体験し理解すべき何かがあります。
最後に
実際のところ、健康的な食生活を維持し、適度な運動と十分な睡眠をとればまずまず霊障に悩まされることはないので、基本的なところをまず見直すのが手っ取り早いのではないかな、と思います。僕もまだ若いですが、驚かれるくらい食事には気を使って居ますし、神社仏閣巡りで歩きまくって運動もしています。ロングスリーパーなので睡眠も十分にとっており、健康的な生活を送ることができて居るので、日に日に霊力が高まっていって居ます。
というわけで、よこしまなものから身を守る護身術、参考になりましたでしょうか?すべて一時的な対処に過ぎないので、そればかりに頼ってしまっては危ないです。なので最後に基本的なところが一番大事だということを念を押してお話ししました。