聴くことの大切さ – 前編

10Jan203.2K743

挨拶

あけましておめでとうございます!さて、久しぶりの投稿となりますが、今回は浄霊をした時のお話をしようかと思います。去年の振り返り記事でも書きましたが、すごく憂鬱な半年を過ごしていました。しかし、その間にも霊的な修業は絶えず行っていました。

私の行う浄霊は、基本的に”神さま”の御力をお借りして行うものなので、もしかすると皆様が想像する浄霊とは違うかもしれません。
題材となるケースを選んでいる時に、人間模様も興味深いケースがありましたので紹介します。なので、その人物との出会いから書いてみようかと思います。

Mとの出会い

私は、ごく普通の会社員として普段は生活しています。その生活に支障が出ないためにも、私は普段からスピリチュアルセンスをオフにしています。スピリチュアルセンスがオンの状態ですと、ありとあらゆるものを感受してしまい情報過多で何も考えられなくなってしまうからです。

オフにすると言っても、実際はスイッチのようにパチンと指を鳴らしたらオフになっているという単純な話でもありません。テーマから脱線しすぎてもアレなので、簡単に説明すると”神さま”に集中することでそれ以外のものからの干渉を受け流す、といった具合です。波調が共鳴しなければ、”視えなくなる”といっても概ね間違いではないかな、とも思います。

そんなある日、私は後に友人となるMと出会いました。初対面の時は、色々と勘づかれると後々面倒なことになりかねないので身を潜めていましたが、すぐに彼女が”霊感のある人”だと気づいてしまいました。Mの出すSOS信号はあまりにも強く、あまりにも気の毒でやり過ごすことができませんでした。

スピリチュアルセンスが簡単にオフにできないという所以は、オフにしているつもりでも見て見ぬふりができない状況に置かれた時には”視えてしまう”ところにあるのだなぁ、と思います。

私は幸運なことにもたくさんの霊的存在に守護を賜っております。そして、その霊的存在たちはかなりのお節介です。もちろん最終的には私の自由意志が尊重されますが、こういった場合には後ろから「そなたも助けられたのだから助けうる術は知っておろう」だとか「助けましょうね」だとか、すごく言われました。笑

幸いなことにMが”霊感のある人”だけでなく、スピリチュアルなことに抵抗が無いどころか割と興味津々で話を聞いてくれたため、スムーズに御導きを伝えることができました。

Mとは、家族のこと、恋愛関係のこと、生活のこと、交友関係のこと、本当にいろいろなことを話しました。その複雑な環境は、私自身の境遇と奇妙なまでに似通っていて「自分自身と向き合いなさい」という示唆が向けられているのだと感じてしまうほどでした。

私は自分の過去をあまり人に話しません。今になってそれはきっと、その時の経験をうまく消化しきれないまま生き延びようと必死だったから、人に話せないのだなと思います。だから「自分と向き合いなさい」と私の守護は、私の背中を押してくれたのだと思います。子どもの時、思春期の時のいろいろな出来事はしっかりと消化しないと、ずっと引きずってしまい、ずっと辛くなっていくものなのだなと改めて感じました。

Dとの出会い

それから暫く経った後、Mに「会って欲しい人がいる」と呼び出されました。Mは酒好きで、会う時はたいがい居酒屋です。そして、私は嫌煙家なので店選びはなかなか難しいです。今年のオリンピックに合わせて都内では飲食店の禁煙を義務付けることになったらしいので、そうすると今後は苦なく色んなところへ出向けるようになるなぁ、と思ったりしています。

指定されたお店へ出向くと、すでにMとその"友人"のDが居ました。礼儀正しく挨拶をされたので、気を抜いていた私は少しドギマギしてしまいました。Dには予めMが私のスピリチュアルな面を話していてくれたので、前置きなくスピリチュアルセッションを始めました。

軽く食べながら、お酒を飲みながら話をしていると、すぐに男性の霊が現れました。その男性の霊が現れると同時に私は咽せ始めました。

これは、スピリチュアルセッション中によく起こります。霊は自身の存在を知らせるために、その霊を知る人にとって最重要であろうことを、一番に伝えようとします。もちろん例外は多くありますが、こういった傾向が強いです。

この時は、その男性の霊が亡くなった状況が、その霊を知る人(D)にとって重要だったのです。私は咽せながら、その霊に集中していました。すると、息も少しずつ苦しくなってきました。なので、首が締まって亡くなったのだなと感じました。そして、それは自ら行ったことなのだな、と霊の放つ自責の強さを感じて思いました。

他にも色々と伝えてきたことなどを交えて、Dに伝えていきました。一通りを伝えると、咽せていたのが嘘だったかのように、普通に呼吸ができるようになりました。

これも、スピリチュアルセッション中によくあることで、霊が伝えて欲しい人に伝えて欲しい事を伝えると落ち着くみたいで、さっきまであんなに「これも!あれも!」と騒いでいたのに一気に静かになります。笑

Dにはもう一人、亡くなっている親族の方がいました。その霊は限りなく天使に近いエネルギーを放っていました。話をしていると、Dの妹さんで、しょうがいを持って生まれてきて十代に亡くなった、とのことでした。Dのことをとても気にかけていて、護っていました。

浄霊へのプロローグ

その日は、4時間くらい、お店が閉店時間になるまで話し込みました。それから暫く付き合いがあって、出かけたり、飲みに行ったりとしていました。

それから、Mは”過去の精算”が大きな課題となっていて、様々な問題(私はチャンスと言い換えますが)と向き合っていました。交友関係が大きな足かせとなっていることや、自分が「そうさせている」ことに気づき出してからは、それまでの生活では想像もできなかったような、本当に対極的な、健全で常識的な態度に変わっていきました。

それはMの母親も驚くほどだったらしいです。「あれだけ言っても変わらなかったのに、なんでこんなに変われたの?」と言っていたと、Mに教えてもらってなんだか私も嬉しくなってしまいました。

スピリチュアルメッセージを伝えることの最も喜ばしいことは、伝えた相手がそれを真摯に聴き、自分と向き合い、変わろうと努力を行った結果、より良い方向へ進めた時だといつも感じます。いろいろな方からそう言ったメッセージを送っていただくのですが、読んでいる最中はいつもニヤニヤが止まりません。笑

それから程なくして、MとDは恋人となりました。この二人は、とても相性がよく、初対面の時から「絶対付き合うべきだ」と内心思っていました。そして、そうなるように色々と仕向けたのが功を奏して恋人となったので、その報告を受けた時には嬉しく思いました(ちなみに、私の個人的な思いとは別の意思に従って動いたのでこのような結果になっています)。

そんなある日、Dの実家にMがよく出向いていたらしいのですが、その家屋やDのお母様の様子がどうもおかしいとMから相談を受けました。

夜中に変な物音がしたり、家全体を白い靄が覆っているように見えたり、写真に写ったDのお母様の周りが不自然に発光していたりと、不穏に思うことを教えてくれました。Mは霊感があるので、内在している問題があるんじゃないかと心配しており、浄霊をして欲しいと依頼をしてきました。実際に浄霊を行うか否かは、私ではなく私の守護が決断することなのですが、その時は「分かった」と返答をしました。

その後、家の写真やDのお母様の写真を見せてもらい、これは実際に出向いた方が良いとの決断が私の守護よりなされました。

後半へつづく!

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