恵比寿似の神霊と天照大神の触れた地

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僕は都内に住んでいます。移動にかかる費用が2000円程度の”近場”の神社であれば仕事が休みの日にふらっと参拝に伺います。僕はいわゆる現代っ子なので、インターネットで情報収集して、伺う神社を選抜しています。口コミだったり、歴史的資料だったりを頼りにするのですが、最終的には直感で選んでいます。なぜなら、その方が実は良縁に恵まれることが経験上多いからなんです。今回の参拝もとても有意義なものになったので、紹介いたします!

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ありがたいことに、今回も天気に恵まれました。風は冷たいですが、日向は眠気を誘うくらいに暖かたったです。この鹿島神宮は、大きな森のような、公園のような風に見えます。観光客用の駐車場があったり、高速バスの乗り入れ場所があったりなどきちんと整備されています。周辺にはレストランなどがあるようでしたが、徒歩では少し遠く、やはり車で伺った方が利便性は良いなと思いました。正門の鳥居はたいへん立派で存在感があります。くぐり通ると手水舎があったので早速禊をして、中へ入りました。

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こちらの神霊様は今までお話をさせてもらった方々と少し違った印象がありました。まず、男性性を強く感じました。僕の表現では、母性的な柔らかさがなく細部をあまり気にしない雰囲気です。七福神の恵比寿のような巨漢で、やさしい顔立ちの神霊様です。僕にも理解できる言葉でお話しくださり、いろいろなことを教えてくださいました。また、敷地に対して神域がとても小さいことが印象的でした。

「わしはもともと富士に鎮座する神霊だ。おぬしも知識があるようだが、江戸城(現皇居のあたり)は富士山脈からの力を賜ることを意図し建てられた。その力の腐敗を防ぐためにここ鹿島の地にもまた、人為的に神域を設けて、力を海へ放出させ浄化している。わしはここでその淀みが地表へ漏出しないよう抑えているのだ。敷地内の神域の外へ出てみればわかるだろう。」“ほぉ〜!”と驚きながら拝聴していました。参拝後にこのお話の真偽を確認した時には、さらに驚きました!富士山と皇居と鹿島神宮が、地図上で見るとほぼ直線上に並んでいるんです。この恵比寿似の神霊様は、大気を司る力をお持ちでした。気温や湿度にそのお力を強く感じました。

「敷地内、神域の外へ出てみればわかるだろう」と仰っていたのでそれを早速確認するために敷地の奥の方へ向かいました。林のような並木道(奥参道)がありました。ここを歩いている時にはすでに神域の感覚はかなり薄れていました。要石を目指していたのですが、そこへ向かう途中にさざれ石と呼ばれるところがありました。鹿園があり、そのすぐ近くにありました。さざれ石と交信(エネルギーを感じ取る体勢を)したのですが、淀んだものを感じました。ここの神霊様の力をお借りし、”ついでに”鎮静させる目的で置かれているようでした。

次は、要石の少し手前にある奥宮を見ました。看板の説明書きにはやはり徳川家が建物を奉納しており、敷地内での本殿の移設などへも関与していたとの記述がありました。神霊様のお言葉がさらに真実味を増したきたので驚きました。そのまま歩いて行くと、目的地へ到着しました。香取神宮と対になる石が置いてあるらしく、ここは凹型だそうです。石の周囲には柵が設けられており、石を覗き込むようにして交信しました。

地面が畝り動き、目眩がするほどに複雑なエネルギーを感じました。その場にいるのに、自分がどこにいるのかわからなくなるような感覚でした。神霊様が仰られていた意味が理解できました。ここの敷地の地下には莫大な量のエネルギーが流れており、それらは神聖なものや禍々しいものまで様々な種類が入り混じっていました。敷地内にできた漏出スポットを抑え込む目的で置かれたのが要石だということでした。

そのあとはすぐに、神域内へ戻りました。ちなみに、神霊様は本殿裏手にあるご神木のあたりにいらっしゃいました。神域が小さいのは人為的に(理を半ば無視して)この地に祀られているのが理由なのだそうです。いろいろな情報をお教えくださり、たいへんありがたかったとお礼を述べました。お気づきかと思いますが、僕は神霊様と会話をさせていただける時には謙るような体裁で自分の意見をお伝えします。

香取駅へ移動すると、まさに田舎と言わんばかりのところでした。無人駅かつ周辺に商店がひとつもないのです!(笑)GPSマップで道順を確認しながら、徒歩で向かったのですが、到着見込み30分のところがその半分くらいの時間で到着しました。僕は通常、参拝時に正門から入るように心がけているのですが、今回は裏手側から現地へ到着しました。

途中、神秘的な鳥居がありました。その近くには、一般には避けるような(通れなさそうな)道があったのですが、なぜかあえてそこを進むことにしたんです。誘われているのかと思いました。本殿の裏手辺りで、早速神霊様と交信を試みたのですが、何も感じられませんでした。僕は自分の行いや考えに起因したものなのかな…と不安になりました。

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その不安はすぐに消えました。この時以前参拝した松尾大社の神霊様がお力を授けてくださるだけでなく、僕の背後霊のような形でついてくださっているのですが、詳しく事情を教えてくださいました。この土地は、数少ない天照大神が触れた(お力を注がれた)地であり、神霊様は天照大神御本神なのですが、直接鎮座せずとも神聖さを保てるとのことでした。僕が交信を試みたところにある大きな杉に触れられた、とのことでした。

松尾の神霊様は、僕が参拝するたびにその場所の神霊様とお話をされていますが僕にはその言葉が難しすぎて内容を100%理解はできません。ただある程度内容は把握できます。その後、鹿島神宮と対になっている要石(凸型)を拝見しましたが、単なる飾りのようになっていて特に何かの効力があるようには感じ取れませんでした。近くに護國神社があったので、ここへも参拝しました。紅葉がとても綺麗でした。神域に入り挨拶をしようとしたところそっとしといてと言われ、詳しいことはお話しできませんでした。涙。松尾神霊様は何かお話をされていましたが、ここでの様子はよくわかりませんでした。

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いろいろな体験をたくさんさせていただいていますが、神霊様とは確実に毎回お話ができるわけではありません…。今回もとても貴重な体験ができました。まだまだお礼参りは続きますが、同じ神社へもう一度参拝できる機会があれば神域内の写真も撮影できるので、ご辛抱ください!

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