瞑想法 – ベーシック編

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この瞑想法シリーズでは、テーマ毎に特化した瞑想する心構えや考え方、テクニックを紹介しようと思います。初回は気がテーマです。僕が行うヒーリングは気功の概念を根本において居ます。このベーシック編では気という考え方や感じ方、鍛え方を瞑想を通して行う方法をお話しします。

「気」とは

気功の起源は中国にあって4千年前から医療の一環で行われていた、施術のようなものだったそうです。現在では民間療法や代替療法という位置付けのようです。気功には内気功と外気功がありますが、本来は養生功と秘伝功と言われます。秘伝功に関しては別のテーマの時に取り上げます。

気は実態のあるエネルギーですが、なかなか感じるのが難しいです。科学的に検証をして、量子の雲のようなものを観測できたらしいのですが、確証はなく、現段階では何だか分からないけど効果はあるかも、と言われています。

気の正体は何だかよく分からないものとして現時点では認めざるを得ませんが、実際に瞑想する上ではイメージするものがないとできませんよね。

一般的に見えないエネルギー体が全身からにじみ出ているようなものと言われますが、スピリチュアリズムでは「光」を連想してその実感を得ようとします。それはただの光ではなく質量があって熱量もあり、臨場感をもって感じるようにしなければなりません。なので、初歩の段階では気は光エネルギーだと思ってください。

気を感じる

気は目で見ることが可能です。別記事「オーラについて*」でも、ちらっと登場しましたが、プラーナと呼ばれるそれが気と同質のものです。では、肌で感じるにはどうしたらよいでしょうか。何でもいいので、まず気を実際に感じることが臨場感を得るのに最重要なのです。

気は全身からにじみ出ていると言いましたが、噴出するような具合で気の出る点があります。小孔といいます。文字通り小さな穴という意味ですが、目に見えるような穴ではありません。一般的には掌の中央にあるのが一番目立った小孔ですので、それを念頭にお話を続けましょう。手っ取り早いのは、気の扱える人に実際にやってもらうのが良いのですが、そういった知り合いがいらっしゃらない場合は少し手こずるかもしれません。

  • 合掌するようにして、つけた手のひらが熱く感じるか確認します。
  • 気は筋肉の動きに反応するのでできるだけ脱力した状態が望ましく、時間がかかる場合もあるのでゆっくりと熱くなるかみていきます。
  • 熱くなってきたら、1センチくらい掌を離します。
  • 掌が離れている状態で熱さが維持されているかを確認します。
  • 感じられていれば5センチ程度まで距離をあけます。
  • その状態で、その熱に流れがあることに着目してください。
  • ゆらゆらとゆっくりとした、湯気のような、熱の流れを感じたらそれが気です。

次に、身体の中を流れる気を感じる、瞑想法を紹介します。合掌して感じられた熱さ、これは気で感じられる1番オーソドックスなものです。これが気だと認識できるようになったら、この感覚を元にして体の内側の気の流れを感じます。

  • 仰向けで横になります。
  • 目を瞑って、目の前に太陽があるように想像します。
  • その太陽の光が当たる体の部位が熱くなることを確認します。
  • 熱くなった部位の、その熱を塊として捉えて、移動させます。
  • お腹の辺りや足先、手の辺り頭などに、塊が移動し暖かさを感じるか確認します。
  • 間違いなく実感として暖かさや熱さを感じられるようになれば、それが体の中を流れる気を感じた、ということになります。

上記2つの方法を用いて、気が実態として感じられるようになりましたらこのベーシック編はクリアとなります。気というのは言葉で説明するのが難しいのですがご理解頂ければ幸いです。

もし、それでも感じられない場合は残念ながら気功を扱える人に会い、実際に見せてもらうしかないかと思います。僕にご依頼頂いても構いませんし!

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