年に一度、縁があってアメリカ・ニューヨークを訪問します。単なる観光なので、なにも特別なことは無いのですが、日本と海外では、スピリチュアル的に視た時(差異があるのか含め)どんな風なのかを少し書いてみたいと思いました。
スピリチュアルに富んだ地というのは日本に限らず世界中にあると思います。しかし、ニューヨークはその限りでは無いようです。アメリカでは他の都市を訪ねたことはないので、あくまでニューヨークのみでの経験なのですが、この場所に神霊や霊的に高い存在は皆無に等しいほど出会いはありません。もしかすると僕の行き先にたまたま居なかっただけなのかもしれないですが、尚もこんなに出会わないものかと思わざるをえないほどいないんです。
ニューヨークの人々は、(もちろん変人も多数居ますが)自立していて活気にあふれている顔立ちをしているのがとても目に付きます。日本のようにゆったりとした時間やぼーっとする時間もあるのかもしれないですが、街中では皆がガンガンに”人生攻めてる”ような雰囲気に満ちています。
好奇心で試しにチャネルを合わせて霊を視てみると、その数に驚きます。暮らす(訪れる)人々に活気があるのに比例して、霊体も活気が凄まじいのです。絡まれると、とても厄介なことになるのではないかと思って、すぐにシャットアウトしましたが(僕のイメージですが…)ピカソのゲルニカやダヴィンチの最後の晩餐を思わせる感じがありました。
街中は(霊的に視て)貧素なところもあれば豊かなところもありました。日本はどこへ行っても基本的には土地にスピリチュアルなエネルギーが満ちていて、ニューヨークほど荒んだ部分はありません。乱暴な言葉を使えば、”温室と野生”の違いなのではないかと思います。
今回の旅の出来事ではないのですが、以前冬季に訪れた時には、人生で初めて”悪魔”と呼ばれる存在を見かけた経験が、実はあるんです。海外のドラマや映画などで表現されるスーツを着た紳士をイメージすれば分かりやすいです。大きな交差点で信号待ちをしている時でした。対角線上、反対側で信号を待つ人の傍に立っていました。数時間前に雨が降ったこともあって湿気のある寒さが漂っていました。オールバックの髪型で40代前後の見た目のその悪魔は、鋭い目つきをしていて、近寄りがたいマフィヤのような印象がありました。
信号を待っていたのは老人でした。「あ、これは良い意味で無い”お迎え”だな…」と推測できたので、どんな展開が続くのかが少し気になりじっと見ていると、その悪魔は僕の方にすーっと、顔を向けました。血の気が引いて恐ろしさに魂が満たされていくのがわかりました。”Don’t mess with me little boy”と言わんばかりの眼光は、わずかに赤みがかった暗さがあったのを覚えています。
もちろんコンマ数秒のうちの出来事で、僕は何も見なかったし何も起きなかったことにしてその場を離れましたが、あんな霊的に怖い思いをしたことはありません。
今回は特に怖い思いはしませんでしたが、自分の成長につながるヒントをいくつか賜ることができたので、とても充実した旅行になりました。以上!笑。