スピリチュアル・センスと霊性チャネルについて*

31Dec163.1K471.1K

霊感という言葉は広義に超自然的なものと関わりを持てる力のこと、と一般的には言うと思います。「俺霊感あるかも。ちょっと聞いてよ」といったような会話、イメージしやすいですよね。

漠然とはイメージできても、でも一体霊感って何なのと問われたらちゃんと説明するのにもたついて適当なことを言ってしまいそうです。そこで、今回は霊感だったり霊力だったり、そういったスキルについて話してみようと思います。

霊性チャネル

端的に言えば、霊の存在を感じられる器官のことを霊性チャネルと言います。一般は視覚(見ること)、聴覚(聞くこと)、感覚(感じること)、嗅覚(嗅ぐこと)、味覚(味わうこと)の5つがそれに該当するようです。そして、各人によって、どの感覚が鋭敏かどうかでどのように霊を感じるかが左右されます。

最近ではすでにメジャーになっていて、(広義に透視という意味の)クレアボヤンスなどと言う表現をしてその概念が知られているかと思います。ここでもこのクレアボヤンスを筆頭に、掘り下げてみようかと思います。実際の、物理的な、感覚とは異なります。

Clairvoyance [クレア・ボイヤンス:明瞭な視覚]

様々なスピリチュアルなものを眼で見ることができる感覚。千里眼や透視などもこのクレアボイヤンスに含まれる能力です。実生活で、影を見たり、何かを見間違えたりするようなことが多いとクレアボイヤンスのセンスがあるかも知れません。

Clairaudience [クレア・オーディエンス:明瞭な聴覚]

耳で、スピリチュアルなものを聞くことができる感覚。直接、霊(神霊など)と会話ができる能力でもあります。実生活では、空耳をよくしたり、危ない場面で声に引っ張られて助かったりするようなら、クレアオーディエンスがあるかもしれません。

Clairsentience [クレア・センティエンス:明瞭な感覚]

肌で、スピリチュアルな存在を感じられる感覚。恐らく一番メジャーな感覚であるかと思います。嫌な感じがするとか、変な雰囲気があるとか、そういった時にはクレアセンティエンスが働いているかもしれません。空間の圧迫感や空気の質感などもこの感覚で感じられます。

Clairolfactus [クレア・オルファクタス:明瞭な嗅覚]

においによってスピリチュアルなものを嗅ぐことができる感覚。物理的ににおいの元が無いにも関わらず、そのにおいを感じられたらクレアオルファクタスがあるかも知れません。例えば、腐霊などが近くに居れば、何か腐った獣のようなにおいを嗅ぐかも知れませんね。

Clairgustance [クレア・ガスタンス:明瞭な味覚]

スピリチュアルな存在と触れると、口の中に味が広がる感覚。クレアオルファクタスと同時に働くことが多い感覚でもあるため、甘みや苦味などではなくもっと複雑な味を感じられるのがクレアガスタンスです。

Claircognizance [クレア・コグニザンス:明瞭な知覚]

最も説明が難しいのがこのクレアコグニザンスで、「既に知っている」という感覚です。「自分の考えではなく、断定的かつ絶対的な意志」とも表現できますが、何かをする時に”こうしよう”とか思う隙もなければ、それを疑う余地もないようなものです。通常、霊能によって他者を導くような人はこの感覚を持ち合わせていなければなりません。一般には第六感と呼ばれます。

スピリチュアル・センス

霊性チャネルというのは、単なるスキルに過ぎず、実際にスピリチュアルな存在と関わり合う場合にはスピリチュアルセンスがなければとても難しくなります。スピリチュアルセンスは、多岐にわたり、奥が深いものなので言葉では説明しきれない部分もありますが、「霊力」「チャネリング」「アクセプタンス」の3つに分けてお話しします。

霊力(スピリチュアル・スタビリティ)

オーラ(気)の量、チャクラの状態、霊性チャネルの感度、の3つで霊力は判断されます。オーラの量というのは、養生功・秘伝功を含むスキルで常時と増幅させた時との双方を見ます。また、その濃度も重要になります。まだ紹介はしていませんが、ただ広がっていくだけの気を体に留めておく様に圧をかけることで濃密にすることも可能です。

チャクラの状態は、代表的な7つのチャクラと両手のチャクラ(小孔)、霊門チャクラ、アーススターチャクラ(グラウンディング)とソウルスターチャクラ(アセンディング)のすべての状態が良好かどうかが重要になります。霊魂と肉体との繋がりだけではなく、霊界・天界としっかり繋がっていないとバランスが崩れやすくなってしまいます。

霊性チャネルの感度は、日常生活の時からすべての感覚を鍛錬し鋭敏に保ち続けているかどうかに左右されます。実は、すべての人がこれらの感覚を持ち合わせているのですが、使っていない期間に比例して鈍化します。感じられなくなることもあるので、常に鍛えていないといけません。

上記のような判断基準がありますが、基本的には自分自身で自分の状態を把握するためのものとしてお読み下さい。スキルがあればあるほど、霊力を人に見せないようにすることが可能になります。僕も(まだまだ鍛錬の余地がありますが)普段は全くスピリチュアルな側面を人に見せませんが、依頼を承る時にはオープンにします。

チャネリング

精霊以下の霊体であれば、さほど難しくはありません。概念としては霊体の波長と自分の波長を合わせるスキルをチャネリングと言います。端的に言えば、霊とコミュニケートすることですね。

波長というのは、波動の波の長さのことを指し、その振幅によってクラス(霊位)が定まります。霊的存在の階級でもお話ししましたが、天界の霊はとても波長が短いので、合わせるのが難しいです。僕も、この波長によって対峙する霊体を見分けています。

また、この波長が長い(振幅する数が少ない)と物理的な影響を与え、この世界に干渉することができます。その反対に波長が短い(振幅の数が多い)と影響できる世界が限られていきます。

逆を言えば、この波長が合わなければ霊体とコミュニケーションすることができなくなります。霊感があって、いろんなものが見えてしまい実生活に影響があるような人は、この波長を上げて天界の聖なる存在とだけ関わるようにすることができれば随分と楽になります。実際に僕がそうでした。

アクセプタンス

スピリチュアルセンスの中でも、繊細で微妙な感覚がアクセプタンスになります。これは”受け入れる”ことなのですが、自分の考えや常識などがあってはならない感覚になります。

これは高次の存在とコミュニケーションをし、知恵を賜り導いてもらう時に重要になります。なので、仏教用語になりますが「滅私」の概念を念頭にアクセプタンスを行う時には注意が必要になります。

チャネリングをせずとも、霊性チャネルのクレアコグニザンスを介して受信(賜る)するものになっており、完全に滅私ができていなければ正しいものを受け取ることはできません。正しいもの、というのは自分の雑念が混ざってしまうと解釈が湾曲し神仏からのメッセージが正しく伝わらない、ということを示唆しています。

いかがでしたでしょうか。以前この記事を書いた時には、あっさりとしか触れていなかったのですが、読者の方に興味をお持ちの方がいらっしゃったので、詳しく書いて見ました。もしわかりづらい点などあれば遠慮なく問い合わせてください。

今年も残り数時間となりました。みなさまにはお世話になりました。どうぞ良いお年をお迎え下さい。また、来年もどうぞよろしくお願い痛いいたします。

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